導入
山道や農道を歩いていると、
「なんとなく荒れている」
「人がやったにしては不自然」
と感じる場所に出会うことがあります。
それは、猪が残した“痕跡”かもしれません。
今回は、私が実際に山を歩く中で見てきた
・掘り返し
・通り道
・足跡
について、写真を交えながら整理してみます。
1 不自然な土の掘り返し

農道、山道を歩いていると不自然に掘り返された土を見かけると思います。
1 表面だけでなく「下の土が露出」
2 人が掘ったにしては深くなさすぎる
※このような場所を素手で掘る人はいるのか?
スコップなどの道具を使っているような掘り方ではない。
3 掘り返しが点ではなく線・面で続いている。
ミミズではなく、根、球根などを食べているのかなと彷彿させるような掘り返し。
4 掘り返している土に猪の足跡らしきものが確認できる。
このような痕跡がありましたら、それはもしかしたら猪の仕業かもしれません。
2 猪の通り道・泥の付き方

これは見てわかる不自然な道です。
田畑や行き先が人が行くような道ならそれは人が残した道でしょう。
しかしながら、そうでないのなら獣道の可能性があります。
獣道にも段階があります。
「何度も通った痕跡」はハッキリと獣道である痕跡が残ることがほとんどです。
周りに草木がある中で何度も歩かれている道は
草が“生えない”ではなく“育たない”状態になります。
草木についている泥の跡、茎や幹に付いた泥の高さをみると
『ぬたばで泥遊び(泥洗い)をした猪が通った道かな?』
と、疑うこともできます。
一本道ではなく「うねるようなライン」も特徴の一つかもしれません。
3 真新しい足跡の見分け方

1 型崩れがない(縁が立っている)
2 落葉が踏み込まれている(上に落ち葉積もっていない)
3 凹みの内部が乾いていない
4 雨後なら水が溜まっていない/濁っていない
等々、そこにある猪の足跡が新しいか、古いのかを考えましょう。
今もこの道を頻繁に使っていれば痕跡は残るはずです。
「足跡は“大きさ”より“新しさ”」
かかる獲物の大きさではなく通っているか否を考えるとくくり罠にかかる率は変わってくるかと思います。
4 くくり罠と木について
これは自分の考えなのですが
安全面の話しになります。
猪を捕まえたい!
ここの痕跡はきっと捕まえられる!
そう思ったとき、はやる気持ちを深呼吸で落ち着けて考えます。
ココにくくり罠を仕掛けて安全は確保できるのかな? と。
1 罠を固定する木の太さ・根張り
2 止め指しに銃が使えなかった場合、鼻くくり用に使える位置関係の木があるか?
3 木が無い場所=そもそも適地か?という視点
完全に安全なくくり罠設置ポイントはありません。
罠のかかりかた、立地条件等状況は都度違うからです。
それでも自身の安全を考えた場合、この考え方は必須かと思われます。
考えましょう。
ここにしかけて大丈夫なの?
、と。
5 危険個所は見えなかったりします

わかりますでしょうか?
きっと写真では判別できないかと思いますが指さした先に用水路があります。
田畑の近くには人工的に作られた水の通り道があります。
また山道では川、崖などが見えなくなっていることもあります。
歩く道もしっかりと見定めないと落ちます。
人が来ないようなところで、このようなところに落ちて怪我をすれば最悪の場合死にます。
注意しましょう。
6 最後に
猪の痕跡、狩猟場での安全面は
「状況は地域や時期で変わる」
そのことを念頭において猪探しをすると様々な発見があり楽しいと思います。
参考になりましたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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