パワーハラスメントとは何なのでしょうか『パワハラについて理解を深めるために』

雑記

パワーハラスメントを知っていますか?

パワーハラスメントについて知っていますか?
きっと此方の記事を読まれている方でパワーハラスメント(※これ以降はパワハラと略させていただきます)という言葉を耳にしたことがないという人はきっといないかと思います。
きっと関連するワードを検索してこちらにたどり着いた方がほとんどで、もし万が一耳にしたことがないと言う方はパワハラについて記載した記事ですので参考程度に読んでいただけたら幸いでございます。

また今回の記事は私がとある研修で学んだものを私なりにまとめた記事になります。

特定の誰かに向けた記事ではございません。
アイキャッチ画像も『研修で学んだことについての考察とまとめ』というコンセプトで書かせていただく記事なので、落ち着いた画像にしました。
パワハラの記事なのだから、人を前面に出した画像も検討したのですが、落ち着いた画像を選択しました。

パワハラを受けているかも。。。と悩んでいる人も、
「もしかして私って加害者になっていないかしら?」と不安で勉強熱心な人も、
ひとまず感情面は横に置いてゆったりとした気持ちで読んでいただけたら幸いでございます。
読み終わった後に自分に照らし合わせて今後を考えていきましょう。

それでは本題に入らせていただきます。

パワハラを考える

まずパワハラがどのようなもので、どのような条件がそろうと該当するのか説明できますか?

相手がマイナス的にとらえたものがすべて該当するのでしょうか?
指導内容が少しきつめの言い方だったらそれらは全て該当するのでしょうか?

言葉とは不思議なもので、人間同士の間柄、職場における勤務状況、職場背景、個人の価値観等により感じられ方は全て異なります。

パワハラとは何ですか?
そう質問されたとき、
または「私の発言ってパワハラなのかな?」と、疑問に感じたとき、
パワハラについて理解を深めていないと答えられないし対応もできないかと思います。

パワハラを学ぶことは
相手にパワハラをしないためにも、
相手からパワハラを受けたときに対策を考えるためにも、
身近にいる方々がパワハラの被害を受けたときに力になるためにも、
パワハラについて学び、理解を深める必要があります。

パワハラの定義

下に記載する1~3の内容すべてが該当し
相手に精神的又は身体的苦痛を与える言動
があるものを指します。

1.職場においておこなわれる優越的な関係を背景とした言動
2.業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの
3.「人格や尊厳を害する」あるいは「就業環境を害するもの」

が、基本となります。
ちなみに客観的にみて、業務上必要かつ相当の範囲でおこなわれる適正な業務指示、指導はパワハラに該当しません。

※これは小話こばなしになりますが、一緒に研修を受けている人で1~3に当てはまらなきゃ訴えられることはないのかな?と、発言する人もいましたが、パワハラ云々うんぬんの前に道義的に相手が嫌がる言動はそもそも慎むべきです。

パワハラをしないために考える事、認識すべきこと

パワハラをしないために意識しておかなければならないことがあります。
それは自分の価値観は人とは違うと言うことを認識することです。
当り前のことかもしれませんが、行動を振り返ってみると思い当たることってありませんか?
何でこのように行動しないのだろう?(できないのだろう?)
普通はこうするよね?(何でしないの?)

といったことです。
人は能力も違えば、育ってきて学んだ考え、意識についても違いがあります。
なので、
互いの人格を尊重する。(※相手を自分の価値観に無理やり合わせようとしない)

・動機、内容が適切でも方法、手段が不適切の場合はパワハラになることを理解する。


・相手の性格、能力を見極めて指導育成を行う必要がある。


・言動の受け止め方は、個人によって異なることを認識しておく。(伝え方を考える)


・自らの仕事への取り組みや日頃のふるまいを自身でふりかえってみる。(極端な話し指導する人が上席の方で、仕事を怠けてばかりで、そのような人から指導だ!とあれこれ言われたらどのようにうつるでしょうか?)


といった上記に記載した内容を念頭に言動に気をつける必要があります。


そして指導する時、このようなことを自らに問いかけましょう。
・他の誰かから自分の家族等、大事な人が同じ言動をされても平気か
・立場を利用していないと第三者に自信をもって説明できるか

このようなことを自問自答するのです。
少しでも疑問に思ったら、その言動は慎むようにしましょう。

今回の記事を読んでくださっている方々は、パワハラに関心のある人たちであると思います。

私の発言はパワハラなのかな?
と、真面目で勉強熱心な人が読んでいるかもしれませんし、

または、もしかしたら現在進行形で被害を受けて悩んでいる方が読んでくださっているのかもしれません。
前の項目でも書きましたが、双方に理解が必要な分野なのです。
しないためにも、受けたら対応できるためにも両局面について知っておく必要がありますし、今後の世代の方々がこのようなことで苦しまないためにも学び伝えていく必要があります。

パワハラに該当する言動

【パワハラに該当する言動】
参考までに典型例を記載させていただきます。
あくまで典型例ですので、
これ以外はパワハラにあたらない。
ここに書いてあったから私が受けているものは絶対にパワハラだ!

と極端にとらえないようにご注意願います。
繰り返しますが、人間関係、個々人の背景によりどのように捉えられるかは変化するからです。
それでは典型例をあげていきます。

★個の侵害
具体例:私生活に関する事柄について、仕事上の不利益を示唆して干渉する。

★仕事をさせない、仲間外し(無視など)
具体例:気に入らない部下に仕事をさせない、無視をする、話し合いの場(会議等)に参加させない。

★無駄な業務の強要
具体例:業務とは関係ない雑用の処理を強要させる、緊急性がない事案に対し毎回休日に出勤させる。

★威圧的な行為
具体例:他の部下がいる前で書類などを机に激しくたたきつける。意にそぐわない意見を発したら怒鳴りつける。

★執拗な批難
具体例:長時間叱責を続ける。改善点を具体的に指示することなく、何日間にもわたって繰り返し書類を書き直しさせる。

★暴言、名誉毀損めいよきそん侮辱ぶじょく
具体例:他の職員の前で無能扱いを示唆する発言をする。人格否定を伴う発言をする。

★暴力、障害
具体例:物を投げつける。殴る、蹴るなどの暴行を加える。

パワハラを受けてしまったら

悲しいことにパワハラは世間であふれかえっていることと思います。
その大きな理由は個々人のパワハラへの理解欠如です。
知識、認識不足の人が沢山いるからこそなくならないのです。

これは1例ですが(注意:あくまで1例です。特定の誰かを指しているわけではありません。)
パワハラという概念の認知がなかった時代を生き抜いてきた諸先輩方がいたとします。
この人が指導する時、このようなことを指針に指導しているかもしれません
・自分の若い頃はこのように学び成長してきた。部下のためにもキツメに指導しなければならない。
・言葉で全てを伝えることはできない。見て学び、学べないものには叱咤激励が必要だ。
・成長のためにも、相手のためにも厳しい指導は不可欠である。
この指導背景が見えていれば、きっと指導を受ける側も愛情を感じ、学び取れるかもしれませんが
この事柄は相手には伝わりません。
そして言いようと、捉えられ方によってはパワハラになってしまいます。
そして指導される側も、された側も労働意欲の低下を招いてしまうのです。

だからこそ、繰り返しになってしまいますが学びが必要なのです。

またパワハラを受けた人には行動する選択肢は極端に言えば2つの選択肢があります。
・耐えるか
・対応するか

です。
そのどちらもが何かしらのリスクがあるかと思います。

耐える方は状況が変われば好転するかもしれません。
その例をあげるなら相手が仕事を辞める、別部署に異動になる。
といった原因となる人が近くからいなくなると言ったことになるかと思います。
が、この場合は運に任せることが多い傾向にあり行動しないで耐えていかなければならないので長期間の戦いになることが推測されます。

そして対応する方は自身で動かねばなりません。
行動する分、覚悟しなければならない場面もでてくることが予想されます。
行動すれば大なり小なり人との間に摩擦が起こると予想されるからです。

ちなみに基本的にはですが専門のハラスメント相談員(職場に設けてある専門部署等)に相談をすれば
・相談者の立場に寄り添う(ただし過剰な期待を抱かせないようにする。)
・自分の価値観で判断しない。
・迅速に対応する(これは危機的な状況も考えられるため)
・人権を尊重し、秘密を厳守する。(二次的被害を防ぐ、報復行為を許さない等)

を基本事項にしてることがほとんどだそうです。

また重要なこととして相談する相手は慎重に選ばなくてはなりません。
専門家でない人に相談することはリスクがあります。
それは人と人との繋がりは目では見えないからです。
相談者の考えが相手よりにある場合(相手と実は大の仲良しである場合)、
正義感が先行して行動に起こしてしまう人の場合、
考えなしに加害者に事実確認をしてしまう人の場合等、
人を疑うことは嫌かもしれませんが、善意(悪意)の行動が人間関係に大惨事を巻き起こしてしまう場合もあるからです。

なので相談する、行動に移す場合はよく考えて行動する必要があります。
例えば
・職場のパワハラ等の専門部署に相談する。
・労働基準監督の総合労働相談コーナーを活用する。
といった感じです。
繰り返しますが行動する場合はよく考えてから行動しましょう。
行動に伴う結果など、行動に伴う責任は自分自身でしか背負えません。

終わりに

本日の記事はパワハラについて記載させていただきました。
とても繊細で難しい分野であると今回、勉強して感じられました。
ハラスメントの種類は多岐にわたります。
また時間経過とともに変化していくものだとも感じられました。
過去普通だったものが今では駄目で、またその逆もあるかもしれません。

本日の記事に全ての正解がのっているわけではありませんが、読んでくださった方の参考になりましたら幸いです。

本日の記事は以上になります。
本日もありがとうございました。

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